7月5日(木)の夕方、島二中PTA学習会「HUG(避難所・運営・ゲーム)」を本校ラーニングセンターで行いました。中部危機管理局の沖主査を招いて、PTA役員、保護者、生徒、教職員あわせて47人で学習しました。今回は・・・<想定>静岡県内のある小学校の避難所。朝5時46分に大地震(M9.0)が発生。早朝の地震だったため、児童はいない。校舎と体育館に大きな被害はなく、鍵は開いている。<立場>あなたは自主防災会の役員。自主防災会長は市との連絡調整に当たっている。自主防災会の役員数名と一緒に、避難所を運営することになった。<ライフライン>電気は停電。ガスは遮断。水道は断水。電話は時々通じる。メールは送れて届く。下水道は不明。
ゲーム開始。体育館や校舎、グラウンドの大きな見取り図を使います。カードに避難者のデータ、情報や物資の到着状況等が書かれていて、司会者が指示を出していきます。この家族はここでいいかしら…この場所は○○にしよう…、などとグループで話し合っている最中にも、また次の避難者がやってきます。カードを置いたり、見取り図に書き込んだりするのが、だんだん追いつかなくなってきます。その内にトラブルも発生します。こんなに大変だとは・・・。
今回、想定ゲームを行いながら、避難所の運営がどれだけ大変かが分かってきました。一人一人に気を配りながら、避難所全体の安全管理を行わなければなりません。だれかがやってくれるだろうという考え方を改めなければ、被害を拡大させてしまう…。来年度もこの時期にPTA学習会を行う予定です。一緒に学び、考えていきましょう。